Webフォームは、ビジネス用のWebページを制作するうえで最も重要な要素のひとつです。あらゆる種類の顧客データやフィードバックを集めるための便利なツールであり、そこで得た情報は、後にビジネス戦略を策定する場面や、根拠に基づいた経営判断を下す場面で活用できます。
便利に使えるだけでなく、Webフォームはトラッキングも可能で、Webサイトの利用者とオーナーとの間にあるコミュニケーションの溝を埋める役割も果たします。
本記事では、顧客をより深く理解し、ビジネスをさらに成長させるために、すべての中小企業がWebサイトに取り入れるべき主要なWebフォームのテンプレートについて解説します。
お問い合わせフォーム
インターネット上で、お問い合わせページにお問い合わせフォームを設置していないWebサイトはほとんど見かけません。
そこには、しっかりとした理由があります。お問い合わせフォームは、顧客情報を集め、スパムを遠ざけ、リードを獲得し、重要な顧客からの質問を見逃さないために非常に役立ちます。
お問い合わせフォームから集めたデータはリード獲得などさまざまな用途に活用できますが、このフォームの本来の目的は、利用者とビジネスとの間に接点を生み出すことにあります。
そのため、お問い合わせフォームを作成する際には、忘れずに含めておくべき必須の入力項目がいくつかあります。
- 名前の入力欄
- メールアドレスの入力欄
- メッセージ入力ボックス
さらに、利用者がメッセージの送信先を選べるように、ドロップダウンメニューや部署別のチェックボックスを追加することもできます。また、電話番号の入力欄やCAPTCHA(スパム対策)の項目を加えることも可能です。もちろん、これらの追加項目は必須にする必要はありません。
購読フォーム
最初の数秒で購読フォームのポップアップが表示されるランディングページに、これまで何度たどり着いたことがあるでしょうか。
おそらく、数えきれないほどでしょう。
購読フォームは、ほとんどのメールマーケティング戦略において欠かせない存在です。Webサイトの訪問者は、お気に入りのビジネスからニュースレターやお知らせ、割引クーポンなどのメール通知を受け取るために、自らの意思でデータを登録します。
購読フォームはシンプルなフォームで、多くの場合、入力欄は次の2つだけです。
- 名前の入力欄
- メールアドレスの入力欄
そしてその見返りとして、ビジネス側は割引や特別オファーなどを提供します。
フィードバックフォーム
顧客が自社の製品やサービスに満足しているのか、ビジネスを改善するために何をすべきか、あるいは何を続けるべきかを知りたいと思いませんか。
フィードバックフォームは、既存の顧客と見込み顧客の双方から、フィードバックや考え、感想を集めるのに最適なツールです。
顧客の感想をさらに深く掘り下げたい場合は、利用体験について複数の質問を盛り込んだ長めのフォームを作成できます。あるいは、NPS(ネットプロモータースコア)のような評価スケールだけでフィードバックを求めることもできます。
Webサイトにフィードバックフォームを実装する優れた方法のひとつが、フィードバックボタンの形にすることです。これなら、Webサイトの操作の途中でフォームを表示するのではなく、利用者が好きなタイミングでフィードバックを送れるようになります。
はじめましょう
無料のオンラインフォーム
注文フォーム
注文フォームは、ECサイトにおいては言うまでもなく必須の要素です。注文フォームを使えば、顧客にスムーズで分かりやすいクレジットカード決済のプロセスを提供でき、コンバージョン率の向上につながります。
注文フォームは商品だけのものではありません。サービスを販売するビジネスでも活用できます。
シンプルで汎用的な注文フォームを作成する際には、商品を正しい場所に届けるために顧客から必要となる、最も重要な情報を念頭に置いておきましょう。たとえば次のような項目です。
- 姓名
- 住所
- 配送先住所
- 都市・都道府県
- 連絡先電話番号
- メールアドレス
Webサイトのユーザビリティフォーム
顧客から得るべきもうひとつのフィードバックが、自社のWebサイトに対するユーザー体験です。
これは、フィードバックアンケートやWebサイト向けのアンケート用紙を通じて把握できます。こうしたアンケートフォームは、情報の不足や使いにくいUXデザイン、不具合など、利用者がWebサイトを使う際に直面する問題を報告してもらうのに最適です。
目的によっては、これらのフォームはより長くなり、ラジオボタンや評価スケールなど、より多くの種類の項目を含めることもあります。
顧客フィードバックフォームと同様に、Webサイトのユーザビリティフォームもフィードバックボタンとして埋め込むことができます。
Webフォームのベストプラクティス
Webフォームは一見すると簡単に作れそうに思えますが、信頼できるデータを集めるためにフォームを作成する際には、押さえておくべき基本原則がいくつかあります。それらを知るために、引き続きお読みください。

1. フォームは短く保つ
上記の事例では、それぞれのフォームがどのようなデータを必要とするかをご確認いただけます。フォームの目的を超えた情報まで求められる長大なフォームに、時間をかけて記入したいと思う人はほとんどいません。そのことを踏まえ、フォームには特定の目的にとって本当に必要なデータの項目だけを含めるべきです。
2. モバイル最適化されたフォームを使う
スマートフォンは、私たちの多くが日常のタスクをこなす際に頼りにするデバイスです。したがって、利用者がスマートフォンからWebフォームに記入すると考えるのが妥当です。フォームがモバイルに対応していることを確認し、利用者が不満を感じて記入を途中でやめてしまうことのないようにしましょう。
3. デザインに気を配る
フォームのデザインについて語るとき、私たちはWebデザインに調和すべき見た目の美しさだけを指しているのではありません。ボタンがクリック可能であると伝わるようなボタンのデザインについても話しています。
4. 項目ラベルを使う
フォームの項目ラベルは、利用者が入力すべきデータについて文脈や情報を伝えるのに優れた手段です。利用者にさらなる説明が必要な場面もあり、そうしたとき、項目ラベルは何を書けばよいかを示す効果的な方法になります。
5. 論理的な項目の順序を使う
論理的な項目の順序は、当たり前のことのように思えます。そうですよね。
しかし時として、最も単純なことこそ、最も間違えやすいものなのです。
Webフォームを作成する際には、的確で正確なデータを集めるという目的に加えて、どのような順序でそのデータを求めるのかという点も忘れずに意識する必要があります。
たとえばお問い合わせフォームでは、まず利用者の名前を尋ね、それから電話番号やメールアドレスといった連絡先情報を尋ねるのが自然です。先に電話番号を尋ね、その後で名前を尋ねるのは不自然でしょう。
Webフォームを効果的に活用するための追加のヒント5選

1. サンクスメッセージを使う
フォームに記入してくれた利用者に対して、感謝を伝えるのは丁寧な対応です。これにより、利用者は大切にされていると感じ、満足感を得られます。フォームの完了メッセージは、Webサイトのオーナーが送信されたデータを受け取ったことを示す確認の役割も果たします。スタイルに応じて、シンプルな「ありがとうございます」から「あなたは最高です」まで、さまざまな感謝の言葉を使えます。
この部分では、とても自由に創意工夫を凝らすことができます。
2. メール通知オプションを使う
メール通知オプションは、一通もメッセージを見逃したくない場合に最適です。多くのオンラインフォームビルダーには、この機能が備わっています。さまざまなプラグインや連携アプリを探し回る手間をかけずに、誰かがフォームを送信した後に通知を受け取れるので便利です。さらにフォームビルダーは、HTMLやCSSのスキルを持たない、テクノロジーに詳しくない利用者にとっても扱いやすいツールです。
3. リダイレクトリンクを使う
メールリストへの登録のお礼として、利用者に電子書籍をダウンロードしてもらいたいと思いませんか。
これがデジタルマーケティング戦略の一環であるなら、リダイレクトリンクはこの目的にうってつけです。利用者がフォームに記入すると、そのままプレゼントをダウンロードできるページへとリダイレクトできます。
4. オンページウィジェットを使う
すべてのフォームが、別ページに埋め込めるわけではありません。
フィードバックフォームのように、重要なデータを集めるためにより長く使う必要があるものもあります。この場合、利用者がWebサイトを閲覧するたびにフィードバックを求めて、訪問者を煩わせたくはないはずです。
フィードバックトリガーは、利用者の操作を中断することなく、フィードバックを歓迎していることを示せる控えめな解決策です。
利用者は、これらのボタンのひとつをクリックすることで、フィードバックを送るかどうかを自分で選べます。クリックすると、画面上にフォームがポップアップ表示されます。
5. プライバシーポリシーのURLを追加する
プライバシーポリシーとは、自社が顧客のデータをどのように利用するのかを顧客に説明する文書です。データには、名前、姓、メールアドレス、電話番号、住所など、機微で個人的な情報が含まれます。プライバシーポリシーは、顧客が信頼する企業が安全で確かであることを伝える優れた手段になります。
まとめ
Webフォームは、あらゆる企業のWebサイトの土台です。重要なのは、自社のニーズを満たす最も大切なフォームをそろえることと、利用者からより多くの情報を引き出そうとして過剰に多くのWebフォームを押しつけないことの、そのバランスを見つけることです。
製品やサービスに応じて、Webサイトのオーナーはサインアップフォームや登録フォーム、イベント登録フォームなど、さまざまなフォームをWebサイトに設置できます。
本記事では、すべての中小企業がページに用意しておくべきWebフォームの事例をいくつか紹介しました。私たちは常により新しく、より良いアイデアを探しているので、ぜひご意見をお寄せください。







