アンケートの回答者集め。本当に大変ですよね。そのお気持ち、よく分かります。
いったいどこで回答者を見つけ、そして人々が胸の内に秘めている貴重な意見を、どうやって集めればよいのでしょうか。
ちょうど良い人数の、しかも適切な対象者にアンケートを届けることが、いかに難しいかを私たちは理解しています。
そこで今回は、私たちが独自にリサーチを行い、貴重な情報を集めるためにアンケートを投稿できる場所のアイデアをいくつかご紹介することにしました。
フォームビルダーで生成したアンケートのリンクをシンプルに共有する方法から、リサーチ会社を利用する方法まで、選択肢はあなた次第です。
対面でアンケートを取るのはもう時代遅れですから、潜在的なアンケート回答者を見つけられるウェブ上のあらゆる場所を、漏れなく盛り込みました。
さらに一歩踏み込んで、「適切な回答者」とは何なのか、そしてアンケートに答えてくれる最適な人数をどう決めればよいのかについても解説していきます。
それでは早速、見ていきましょう。
適切なアンケート回答者とは?

アンケート回答者とは、あなたのアンケートに答えてくれる人のことです。
リサーチのテーマに関して知識を持っていたり、価値ある情報を持っていたりする人であれば、誰でも回答者になり得ます。
たとえば、あなたが市場調査を行っていて、顧客満足度のレベルを調べたいとしましょう。
この場合、適切なアンケート回答者とは、カスタマージャーニー全体を経験した顧客や、あなたのビジネスを以前に利用したことのある人です。
これを踏まえると、適切なアンケート回答者とは、あなたのビジネスに大きな影響を与えるすべてのステークホルダーだと言えます。
質の高いデータを求める市場調査の担当者は、スクリーニング質問のようなさまざまな質問形式や、顧客フィードバックの質問を活用することがよくあります。
こうした質問形式を使えば、アンケートを配布する母集団の中から、テーマに関係のない回答者を除外することができます。
適切なアンケート参加者を選ぶことは、正しい判断を下し、より良い意思決定を行ううえで欠かせません。適切な人々から顧客のフィードバックや意見、体験を集めることで、ビジネスのさまざまな側面を改善できます。
ただし、ターゲット層にアンケートを送る前に、リサーチのテーマに対して十分な数の回答を集められるよう、最適なサンプルサイズを選ぶ必要があります。
サンプルサイズとは?なぜ重要なのか?

サンプルサイズとは、リサーチのテーマをより深く理解するために、アンケート調査へ含める必要のある人数のことです。
意思決定に最も役立つ、適切な量のデータを得るためには、サンプルサイズを決める必要があります。
サンプルサイズが大きすぎると、多くの情報は得られますが、そのすべてが必要なものとは限りません。さらに、集めたデータがリサーチの目的に合っていなければ、時間とお金の無駄になってしまうこともあります。
一方で、サンプルサイズが小さすぎると、貴重なインサイトが不足してしまうおそれがあります。
サンプルサイズを決める際には、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
母集団のサイズ
リサーチのテーマに該当する集団には、何人の人がいるでしょうか。たとえば、カスタマーエクスペリエンスに関するアンケートを実施するとします。この場合、ロイヤルカスタマーや、これまでに一度でもあなたのビジネスから購入したことのあるすべての人を対象に含めたいはずです。
誤差の範囲(信頼区間)
誤差の範囲とは、アンケート結果の上下に広がる値の幅のことです。
つまり、誤差の範囲が5%のときに70%の人が「満足している」と答えたとすれば、回答者の65%〜75%が何かしらに満足している、ということになります。
信頼水準
信頼水準はパーセンテージで表され、データの正確さをどの程度確信できるかを示します。
標準偏差
標準偏差とは、データセットのばらつきを示す指標です。標準偏差が小さい場合は、データセットの各要素が平均値に近いことを意味し、標準偏差が大きい場合は、その集団が幅広い値を含んでいることを示します。
アンケート回答者はどこで見つける?

アンケートが完成し、適切な手法が定まり、これまでに挙げたすべての準備が整ったら、いよいよ関連性の高い人々のグループへアンケートを配布する番です。
リサーチの目的によって、適切な回答者はさまざまな場所で見つけることができます。
そこで、オンラインアンケートを投稿し、関連性の高い回答を集められる場所のアイデアをいくつかご紹介します。
1. 職場で
同僚があなたのアンケートにふさわしい回答者になり得るなら、ぜひ協力をお願いしてみましょう。
メールやSNSでアンケートを送り、回答を待つことができます。
また、相手がフィードバックを必要としているときには、あなたが相手のアンケートに参加することを申し出るのもよいでしょう。
2. 個人的なネットワーク
アンケートに答えてくれないなら、友達と呼べるのでしょうか。
友人や家族といった個人的なつながりを活用して、リサーチプロジェクトに役立つ貴重なインサイトを得ましょう。
さらに、友人や家族をリサーチに含めることで、より多様な属性の人々からデータを集めることができます。
3. オンラインのフォーラム
フォーラムは、誰かが特定の疑問で悩んでいるときに、メンバー同士が助け合う宝の山です。
しかも、ありとあらゆるテーマが揃っています。そのため、パネリストを見つけて質の高いデータを集められる可能性はかなり高いと言えます。
QuoraやRedditのようなフォーラムは、コミュニティ意識の高さの上に成り立っていることが多いため、高い回答率が期待できます。
ただし、アンケートを投稿してうまくいくことを願う前に、無視されたり、スパムとして扱われたりする可能性があることも考えておきましょう。
これを防ぐには、管理者に連絡を取り、自分が何者で、どのようなリサーチを行っているのかを説明してみるとよいでしょう。
許可が得られたら、調査の目的、アンケートの所要時間、回答をどのように利用するのかを説明し、フォーラムのコミュニティに対して信頼性を示しましょう。
さらに踏み込むなら、自分のメールアドレスや電話番号を残しておくのもよいでしょう。
4. SNSとグループ
現代の世界がもたらしてくれるもう一つの恩恵が、SNSの力です。
LinkedIn、Facebook、Instagram、TwitterといったSNSプラットフォームが、すでに広く普及し、膨大な数のユーザーを抱えていることは、改めて言うまでもありません。
自分の個人ページにアンケートのリンクを投稿し、リサーチへの参加を呼びかけたり、データ収集に協力してもらうために自分のウォールでシェアしてもらったりすることができます。
Facebookでスポンサー付きのキャンペーンを作成し、その方法でターゲットを絞ることもできます。
ただし、この方法のデメリットは、Facebookがクリックする可能性の高い人に広告を表示するという点です。
そのため、集めたデータが期待するほど客観的なものにならない可能性があります。
SNSをリサーチに活用するもう一つの方法が、Facebookグループです。Facebookグループは、フォーラムとよく似ています。
ユーザーは特定のテーマについて、知識や悩み、経験を共有するためにグループに集まります。
ただし、グループによってはルールが厳しく、いきなりアンケートや広告を投稿することを認めていない場合もあるので注意してください。
5. メールリスト
SNSを使わない数少ない方の一人であれば、メールはより多くの人にリーチするための選択肢になります。
メールは、人とコミュニケーションを取るうえでより個別的な方法でもあります。ただし、それは目的に合ったメールリストをすでに持っている場合の話です。
一方で、メールリストをダウンロードしようと考えているなら、GDPRやEUのプライバシー法、そしてあなたのメールがスパムとしてマークされる可能性があることを念頭に置いてください。
6. 市場調査会社とプラットフォーム
市場調査会社は、競合他社や顧客、その他市場に影響を与える要素からデータを収集し、モニタリングし、分析します。
より大規模なリサーチプロジェクトを抱えている場合は、市場調査会社に依頼してアンケート回答者を見つけてもらうことができます。
こうした会社は通常、質の高いアンケートの実施やフォーカスグループの編成において豊富な経験を持っています。
市場調査会社は、インタビューや観察、アンケートなど複数の手法で人々を調査します。そして、定量的・定性的の両方のリサーチを提供しています。
また、すでにアンケートは持っているものの、それに参加してくれる回答者を必要としている別の市場調査会社から依頼を受けることもよくあります。
市場調査会社に依頼する最大のメリットは、アンケートに答えてくれる、慎重に選ばれた信頼性の高い人々のグループを得られることです。そのため、結果もより信頼できるものになります。
あなたと回答者の間を取り持つ、これと似たタイプの存在が、アンケートプラットフォームです。
これらのプラットフォームにアンケートを登録すると、そのアンケートは他のアンケート群の一部となり、後から回答者へと割り当てられます。
誰がそのアンケートを受け取るかは、あなたが選んだ回答者の属性プロフィールによって決まります。
こうしたオンラインパネルの中には、他の人のアンケートに参加することを条件に、サービスを無料で提供しているものもあります。
また、アンケートプラットフォームが少額の謝礼を支払ったり、ポイントを付与したり、回答者の名前で慈善団体に寄付をしたりして、時間を割いてアンケートに答えてくれたことへの感謝を示す場合もあります。
7. ウェブサイトやブログにアンケートを埋め込む

アンケートに答えてくれる人を見つける方法の一つが、自分のウェブサイトに埋め込むことです。
何より優れているのは、今日のアンケートソフトを使えば、テンプレートの組み込みがとても簡単かつスピーディーだという点です。わずか数クリックで完了します。
たとえば、EmbedFormsはオンラインのフォームビルダーで、プロ仕様のアンケートデザインや、業界別の作成済みアンケート質問を提供しています。
コードをHTMLにコピー&ペーストするだけで、フォームを簡単にウェブサイトへ埋め込むことができます。さらに、アンケート結果はシステム上からリアルタイムで収集・モニタリング・分析が可能です。
料金についても心配は無用です。手軽に導入できます。
8. リアルな場所での活用:QRコード
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、QRコードはより身近なものになりました。人々がメニューのようなものに触れて情報を得ることに慎重になり、また企業が通常アンケートを実施する実店舗を訪れることも難しくなったためです。
たとえば、特にこの一年間、飲食店のアンケートを実施するのは、来店客と直接やり取りをしてフィードバックを求めることが物理的にできず、大きな課題となっていました。そこで、配達ボックスやチラシ、それに類する物理的な場所にQRコードを使うことが、アンケートを実施してフィードバックデータを集める方法の一つになります。
ウェブ上には何千ものQRコードアプリがあるので、作成するのに困ることはないはずです。作成したら、それを印刷してさまざまな物理的な場所に掲示したり、SNSに投稿したり、メールでコードを送ったりすることができます。
まとめ
アンケートデータの収集は、気が滅入る作業になりがちです。しかし、適切な配布方法、プロらしい見た目のデザイン、そして分かりやすい説明を用いれば、その苦労を和らげることができます。
ここで挙げた方法のいくつかをぜひ試して、今すぐ関連性の高いデータを集め始めましょう。
最後に、回答者を増やすためにできることをまとめておきます。
- 適切な回答者を見極める
- モバイルに最適化されたアンケートフォームをデザインする
- 身近なネットワークに声をかける
- すべてのSNSアカウントを活用し、予算に余裕があれば有料広告も利用する
- インセンティブを用意する
- オンラインの回答者サービスを利用する
また、私たちはこのリストを常に更新していますので、貴重な情報を集めるためのあなたならではのアイデアがあれば、ぜひ気軽に教えてください。







